台風が過ぎて
知人宅が被害にあったので片付けの手伝いに行きました。一番大変だったのは高齢の親を外に出さないようにすることだったそうな。「どうして自分の所有でもない畑やら川が気になるのかねー?」とぐったりした知人。大きい台風と聞くと、高齢者は被害のトラウマが蘇るのではないでしょうか。
小さい時に親から「地響きと共に川の上流から巨大な岩が転がってきた」と聞かされた時には本当かな~と半信半疑でした。その後、学生時代に『地域の人から昔の話を聞く』という趣旨の授業があって、台風の時に堤防決壊を見た、死体や家が流されてくるのを見た、等々の証言を聞けてあの話は本当だったんだなと思うと共に、自然の恐ろしさと人間の力の小ささを思い知らされたものです。
そういえば「コンクリートから人へ」というようなキャッチフレーズを少し前にどこかで聞いたような・・・。しかし、コンクリート(物質的な意味で)でないと守れないものも有るんじゃないかなー。